医療生協とは
地域の健康をみんなで守る
医療と福祉の協同組合
医療生活協同組合(以下医療生協)とは、地域のみなさまが組合員(メンバー)となって出資し、医療・介護の事業を行っている生活協同組合です。
全国には106の医療生協があり、組合員(メンバー)数は約300万人にのぼります。
生協法に基づく住民の自主的組織として、全国でさまざまな活動を行っています。


医療生協について
医療生協は、消費生活協同組合法に基づく住民の自主的組織です。地域の人たちが医療と暮らしに関わる問題を持ち寄って組織を作り、医療や福祉などの事業運営を行う中で医療や介護の専門家と一緒に問題解決を目指して活動します。
地域の人々が安心して健康に暮らせる社会をつくるという理念のもとに設立されました。「医療生協の患者の権利章典」(1991年確定)、「医療福祉生協のいのちの章典」(2013年確定)を掲げ、患者の権利と責任を明確にして、医療・介護サービスを提供しています。

医療生協の特徴・役割
医療生協は、社会保障制度の充実を目指し、組合員(メンバー)が主体となって活動する「班」をもつことが特徴です。主に組合員(メンバー)の出資金を元手に事業を進めており、出資金が施設や医療機器、デイサービス事業を充実させるエネルギーになります。


4つの特徴
-
1
健康な人々が多数を占める
医療・福祉団体 -
医療生協の組合員(メンバー)は病気の方だけが入れる団体ではなく、健康をねがう誰もが入れる団体です。そのため健康な人が多数を占めており、ひとり一人が病気にならないよう医療や福祉の専門家と病気の予防や保健、健康づくりをすすめています。
-
2
予防・保健・健康づくりと、
それを保障する制度の充実を重視 -
組合員(メンバー)活動を通して健康チェックや専門の職員も参加する学習会などを行い、健康づくりを進めています。また、組合員(メンバー)特典として予防接種や各種健診を割引価格で受けられるなど、地域全体の健康意識向上に繋がるための制度の充実化を図っています。
-
3
住民の医療や介護への参加を
保障する民主的な医療機関、
介護事業所をもつ -
事業によって組合員(メンバー)の生活を豊かにするという生協の特徴から、医療や介護の事業所を自らの手で運営しています。「いつでも安心してかかれる」病院・クリニック・診療所を運営しています。
医療費が心配な方もお気軽にご相談ください。
-
4
組合員(メンバー)が
主権者として活動する場としての
班をもっている -
組合員(メンバー)が3人以上集まると「班」をつくることができます。健康な生活は個人の努力だけでは限界があるため、班をつくり健康チェックや健康づくりの体操、専門職員も参加する学習会などを行います。
3つの社会的役割
-
1
「明るいまちづくり」を
すすめる -
活動を通して地域のつながりや居場所をつくり、安心して暮らせるまちづくりを進めます。
-
2
ひとびとの協同と
健康をはぐくむ -
地域住民と医療・福祉の専門家の協同により、健康づくりを進めます。
-
3
ひらかれた保健医療を
リードする -
地域社会において、誰もがアクセスできる保健医療サービスを提供し、組合員(メンバー)や地域住民と協働して健康づくりを進めます。
みやぎ県南医療生協について
みやぎ県南医療生協は、1995年に地域の人たちの署名活動などが実を結び、医療生協として誕生しました。
柴田町にあるしばた協同クリニックとデイサービスセンターあおぞらを中心に、訪問看護事業、居宅介護支援事業などを運営しています。地域の人々が安心して健康に暮らすための医療・介護サービスを提供できる組織として、現在約6,000人の組合員(メンバー)、地域の方々とともに歩んでいます。
医療に携わる医師・スタッフの熱心な取り組みや住民の理解によって年を追うごとに活動の輪は大きな広がりをみせています。

組織概要
- 組織名
- みやぎ県南医療生活協同組合
- 創立
- 1995年7月7日
- 住所
- 〒989-1607
宮城県柴田郡柴田町船岡新栄4-4-1
- 電話
- 0224-57-2310
- FAX
- 0224-57-1090
- 医療圏
- 2市7町(角田市・白石市・柴田町・大河原町・村田町・川崎町・蔵王町・七ヶ宿町・丸森町)
- 組合員(メンバー)数
- 5,754名(2024年6月現在)
- 理事長
- 水戸義裕
- 専務理事
- 佐藤望
- 事業所
-
- しばた協同クリニック
- しばた協同デイサービスセンターあおぞら
- 訪問看護ステーション柚子(ゆず)
- 居宅介護支援事業所
みやぎ県南医療生協の歩み
- 1994年
- 宮城県南部、柴田町に患者さま中心の医療機関を作ろうと地域の人たちと宮城民主医療機関連合会との協同の取り組みで「県南に民主診療所を作る会」が発足。地域と地域の人々に密着した運営をするために生協法人として設立。
- 1995年2月~5月
- 生協法人設立のための賛同署名集めが地域住民と宮城民主医療機関連合会の職員とで毎週実施される。短期間に設立認可に必要な2,000筆以上の2,323筆の署名が集まる。
- 1995年7月
- 創立総会が開催され、宮城県知事より医療生協設立が認可される。「地域まるごと健康づくり」を掲げ、医療生協として設立。
- 1996年9月
- しばた協同クリニックが開院。
- 2005年4月
- 増え続ける高齢介護の要望に応えるかたちで、デイサービスセンターあおぞらが開業。
- 2012年4月
- 槻木にデイサービスあおぞら槻木(小規模通所介護事業所)が開業。(※現在は閉鎖)
- 2020年10月
- 訪問看護ステーション柚子(ゆず)が開業。
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